
耳石神社は三島市幸原町にある神社です。
2019年現在神社周辺は道の拡張工事中です。行かれる場合は気をつけて通行して下さいね。
耳石神社の名前の由来は、「耳に似た大きな石」があり、この石にちなんで耳石神社と言う名前がつけられたそうです。
耳の病でお祈りすると、耳の病が良くなるそうで、治ったら小石に穴を開けて奉納する習わしになっているようです。

実際に社殿の横に紐を付けてぶら下がっている小石が沢山あるので、これだけの人がここを訪れ、耳の病が良くなったのだと伺い知ることができます。
現代は耳の聞こえが悪く、悩んでいる人も多いそうなので、耳石神社にお参りして、耳の病気にかからないようにお祈りしてみるといいかもしれませんね。
個人的に感じるのは、私が子供の時には一学年240人の中で補聴器をつけている人はいませんでしたが、最近は100人ほどの中で数人いるように感じます。
耳石神社と言う名前の由来ですが石が神様ではなく、祭神は国挟槌尊(くにさつちのみこと)で日本の神話によく登場する神で、天地が初めて開けたとき出現した独化三神の第二神で土地をつかさどる神だそうです。

農耕民族の日本人にとっては、大事な神だったのではないかと思われます。
また、江戸時代、箱根の関所を通る際に通行手形が無くても三島の名所(七石、七木、八小路)を言えれば、三島の住人だとわかり、通してくれたそうです。
この七石の一つが耳石です。
耳石神社は、大木もある立派な神社で、御神木のスダジイ(イタジイ)は、残念ながら、暴風等による倒壊の恐れがあるため、枝を剪定しましたが、三島市の指定天然記念物になっていて、見ごたえのある大樹になっています。


その他にも大木が何本も生えていて、神社らしい趣があります。
しかしながら、滑り台やブランコもあって地元の子どもたちの遊び場にもなっています。
学校が終わった頃になると、近所の子供達が安全に遊べる貴重な場所でもあります。
本殿の横には、土俵もあり本格的な相撲もできるようになっています。
裏手には花が楽しめる空間や、水神も祀られています。

走って遊べる場所もあるので、遊び場としても活躍している耳石神社です。
神様も、人けの少ない寂しい場所ではなく、子どもたちの遊び声の聞こえる楽しい場所なら微笑んで見守ってくれることでしょう。
静岡県三島市幸原町2丁目13-1
駐車場 無し
トイレ 無し