障害を持ったお子さんをお家で見るのはとても大変ですね。
1日や2日、1週間ならまだしもず~っと365日ですから。

誰でも、望んで障害のあるお子さんを生んだわけではなく、生まれたみたら、育ってみたら、あれ?なにか違うと気づくのではないでしょうか。
知的障害の原因は1つではなく、脳障害を引き起こす疾患や要因すべてが知的障害の原因となりうるそうです。
また、知的障害を発症する原因も1つではないそうですが、その1つが脳内のタンパク質の遺伝子異変ということがわかったそうです。
その他の重な要因として、外傷や脳障害などをきたす疾患の合併症でてんかんや、ダウン症などの染色体異常による疾病があります。
脳が発達する時期に不適切な環境であることで脳の発達が遅れたりすることもあるとのことですが、はっきりと原因がわかるのは少ないようです。
いずれにしても、ご両親は健康なことが多いですね。
学童期における支援の充実のために創設された放課後等デイサービスと言う施設があるのをご存知ですか?
2012年の児童福祉法改正により設置されたもので、それまでは、障害の類別に施設が分かれていましたが、年齢や目的別に児童発達支援、医療型児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問支援へ再編成されました。
主に6歳から18歳の障害のあるお子さんや発達に特性のあるお子さんを対象として、放課後や夏休みなど長期休業日に開所されています。
放課後等デイサービスの概要は、
学校通学中の障害児に対して、放課後や夏休み等の長期休暇中において、生活能力向上の ための訓練等を継続的に提供することにより、学校教育と相まって障害児の自立を促進するとと もに、放課後等の居場所づくりを推進。
提供するサービスは、
学校授業終了後又は休業日において、生活能 力の向上のために必要な訓練、社会との交流 の促進その他の便宜を供与 ・ 多様なメニューを設け、本人の希望を踏まえた サービスを提供。 ①自立した日常生活を営むために必要な訓練 ②創作的活動、作業活動 ③地域交流の機会の提供 ④余暇の提供 ・ 学校との連携・協働による支援 (本人が混乱しないよう学校と放課後等デイサー ビスのサービスの一貫性が必要)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/jiritsushien/dl/setdumeikai_0113_04.pdf
利用日数は施設と保護者が相談た上で、自治体が決定します。療育手帳は必須ではないので、普通級のお子さんも利用しています。
月額の利用料は自己負担が1割なのも魅力的ですね!
探し方としては、
- 行政の子育て支援の窓口に相談し紹介してもらう。
- 行政の福祉の窓口に相談し紹介してもらう。
- ママ友に紹介してもらう。
などがあります。
また、ご自分でインターネットや電話帳などで調べてみてもいいと思います。
施設の選び方は
- 通いやすさ。
学校や家への送迎はどうか?公共交通機関との関係など。
- スタッフの人の人柄や対応を見る。
- 通っているお子さんたちの様子や、年齢、性別、学校などを確認する。
養護学校のお子さんが多いのか?
同じ学年や性別のお子さんはいるのかなど。
- 本人との相性は良さそうか?
- 施設の環境
広さや、清潔感、近隣の状況など
施設ごと特徴があるので、入所前に見学や相談をして、お子さんに合った施設を選ぶようにするといいと思います。

勉強に特化した施設、運動に特化した施設など、どの施設も季節ごとにイベントを計画したり、外出したり、工夫をしています。
どんな施設に預けたいのか?
例えば、送迎がある。学習を見てほしい。土日も見てほしい、遅くまで見てほしいなど。
具体的に要望をよく考えてから選ぶといいようです。
希望にあった良い施設が見つかり、お子さんがのびのびと過ごし、少しでも自立へ近づけるよう願っています。